父親

父親

5月で父親になる予定である。

とは言うものの実感がまるで湧かない。

かみさんは既に母親の顔になってきているというのに、僕はまだまだ自分のことばかり考えている。

でも最近こんなことがあった。

街でダウン症の子供とすれ違った時、微笑みながら歩くその姿を見て、「あぁ、かわいいなぁ。」と思った。

今までの僕なら、例えば車いすの人に対して、その人柄を見る前に、「この人は車椅子の人なんだな」と見てしまうのと同じで、ダウン症の子に対して多少なりとも憐みの気持ちがあり、その子を純粋に見ることができなかった。

でも、その時の僕は純粋にその子を見て、「かわいいなぁ」と思っっていた。

ちょっとした僕の中の変化であった。

hanamizuki.jpg


こんなことを思い出した。

独身の頃、バーのおじさんに、「僕なんて親になっても何も教えられる気がしない。一緒に遊ぶことしかできないだろうな。」と言った時、そのおじさんは言った、「それでいいんだよ。それ以外に何ができるの?」と。

080624 上高地 095


星野道夫が「長い旅の途上」という本で、引用していたカリール・ギブランという人の詩は素晴らしい。

『あなたの子供は、あなたの子供ではない。彼等は人生そのものの息子であり、娘である。彼等はあなたを通じてくるが、あなたからくのではない。彼等はあなたとともにいるが、あなたに屈しない。あなたは彼等に愛情を与えてもいいが、あなたの考えを与えてはいけない。何故なら、彼等の心は、あなたが訪ねてみることもできない、夢の中で訪ねてみることもできないあしたの家に住んでいるからだ……。』



とにかく、今回の人生はしばらく一緒に過ごすことになる。

その間僕は、たくさん愛して、たくさん遊ぶつもり。

これでいいかな、とりあえず。
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